学校法人 重里学園 - EDUCATION FOUNDATION JURI GAKUEN

学校法人 重里学園 - EDUCATION FOUNDATION JURI GAKUEN

建学の精神

生きるを教え
自立人を育てる

学校法人

重里学園

初代理事長

重里 國麿

日本分析化学専門学校創立の背景

創立の背景

設立の主旨とその経過

謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
資源に恵まれない我が国の生きる道は「科学技術立国」をめざす以外にはありません。
現にそのため我が国では多方面に亘る科学技術を革新発展せしむべき人材を多数必要とし、
精密機械、自動車、コンピューター、センサー、ロボット産業の機械技術が盛んになり、世界でも冠たる地位を占めていますが、その基礎的背景をなすものが「化学技術」です。我が国の未来を開発し、企業の発展成長を促進して、生活を豊かにする。これが「科学技術立国」としての道であり、その大きな支えとなっているのが「分析化学」です。
本校は、この分析化学を二分野に分類し産業界における技術の進歩発展を担う「応用分析化学科」とそれに伴う公害防止、環境管理を果す「環境水質分析科」を設置し我が国、科学技術立国の分析化学技術に寄与する創造性豊かな人材を育成することを目的に学校教育法第八十二条の二に基づき設立した学校です。設立にあたり本校の主旨に理解のある最高指導者を巾広く求め、多くの方々のご理解とご協力を得て、世界的にもその名を知られ、我が国の分析学界でも権威者である品川睦明校長(理学博士・大阪大学名誉教授)の心からのご賛同をいただきました。
ちなみに校長は就任にあたり、ドイツの分析化学の専門学校「フレゼニウス・ラボラトリ」を挙げ、一九四八年よりその学校が工業・医学技術等、科学技術のめざましい成長発展に寄与し、各種の企業や国民の生活を豊にしてきた実績にかんがみ、本校設立の主旨も全くその例と軌を一つにするものであることを強調し、ご賛同いただいた次第です。
今や我が国ではますます科学技術の発展する機運にあり、この際「フレゼニウス・ラボラトリ」に匹敵する、分析化学者養成の専門学校を設立し、「科学技術立国」に必要なる人材を養成するためここに日本で、はじめての「化学」の学校が誕生いたしました。どうか以上のような主旨と経過に充分ご理解をいただき、なにとぞ末長くよろしくご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

敬具

昭和五十七年四月

学校法人

重里ジュウリ学園

専修学校

日本分析化学専門学校

初代理事長

重里ジュウリ國麿

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